新着情報

2025/01/27
【開催案内】第4回 医工ぜ!とりだいStartup シンポジウム(3月14日開催)


開催趣旨

鳥取大学医学部附属病院が主催する第4回 医工ぜ!とりだいStartup シンポジウムは、医療機器開発人材育成共学講座の一環として医療機器開発の最前線で活躍する専門家たちが一堂に会し、最新の技術や知見を共有する場として開催いたします。皆さまにとって、医療の未来を切り開くための情熱と知識を深める絶好の機会ですので、ぜひ、ご参加ください。


開催日時

2025年3月14日(金)10:00~18:30


基調講演 3月14日 17:00~18:30

講演演題 「医療機器の臨床評価について」

■ 山本 晴子  YAMAMOTO Haruko


国立研究開発法人 国立循環器病研究センター 臨床研究推進センター データサイエンス部


略 歴

1988年
大阪大学医学部卒業
1988年~1991年
精神神経科等にて研修
1991年
国立循環器病研究センター 脳血管内科レジデント
1995年
スイス政府奨学金によりローザンヌ大学病院神経内科 留学
1997年
大阪大学医学部第一内科
2000年
国立医薬品食品衛生研究所 医薬品医療機器審査センター(現:医薬品医療機器総合機構)
2002年
内閣府科学技術政策担当 出向
2003年
国立循環器病センター脳血管内科
2010年
国立循環器病研究センター 先進医療・治験推進部長
2010年
国立循環器病研究センター 理事長特別補佐 兼任
2016年
国立循環器病研究センター 臨床試験推進センター長
2019年
国立循環器病研究センター 臨床試験推進センター 臨床研究管理部長
2020年
医薬品医療機器総合機構 医務管理監・理事長特任補佐
2023年
国立循環器病研究センター 臨床試験推進センター データサイエンス部長
2023年
国立循環器病研究センター 臨床試験推進センター 臨床研究管理部長 兼任

プログラム

第1部 中小企業の医療機器開発(3月14日 10:05~11:45)


 次世代の医療機器・技術開発を支える「中小企業の医療機器開発」をテーマに、パネルディスカッション形式のシンポジウムを開催いたします。パネリストには、医療機器開発を支援する専門機関や実績を積んだ企業のキーパーソンをお迎えし、それぞれの視点から中小企業の成長戦略や協業の可能性を探ります。


 今回ご登壇いただくのは、ふくしま医療機器開発支援センターの石橋毅氏、メディカルラボパートナーズの清水美雪氏、オルバヘルスケアホールディングスの本田佳範氏、そしてサンキョウサポートの鏡山佳範氏の4名。業界最前線での経験や成功事例をもとに、医療分野への参入や事業拡大における課題・解決策が具体的に語られます。


 中小企業経営者の方々にとっては、医療機器・医療技術分野への新規参入やさらなる飛躍を図るための実践的なヒントやネットワーク構築のチャンスとなることでしょう。医療とものづくりが連携し、新たな価値を生み出す取り組みは、今後ますます注目が高まります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


パネリスト(順不同, 敬称略)
  • 一般社団法人ふくしま医療機器開発支援センター 事業企画推進部 部長 石橋 毅(いしばし つよし)
  • 株式会社メディカルラボパートナーズ 代表取締役 医学博士 清水 美雪(しみず みゆき)
  • オルバヘルスケアホールディングス株式会社 執行役員 学術本部 本部長 市場開発室 室長 本田 佳範(ほんだ よしのり)
  • サンキョウサポート株式会社 代表取締役 鏡山佳宏(MC兼任)
見どころ
  • 医療機器開発の現場での成功事例や課題の解決策を具体的に紹介。
  • 中小企業が医療機器分野に参入し、事業を拡大するための実践的な方法論を議論。
  • 医療と製造業の連携によって生まれる新たな価値創出の可能性を提示。
このセッションで得られるかもしれないもの
  • 医療機器分野での成長戦略や協業のヒント。
  • 具体的な参入事例から得られる実践的な知識。
  • ネットワーク構築のチャンスと新たな連携先の発見。

主な対象者

中小企業の経営者および医療・ものづくり分野にご関心をお持ちの皆様


本シンポジウムでは、地域医療と製造業の垣根を越えた連携・協業が生み出す可能性をご紹介するとともに、今後の事業戦略に直結する情報をお伝えします。新たなパートナーシップ構築の機会として、ぜひご参加ください。



第2部 鳥取大学の医工連携(3月14日12:00~12:45;ランチョンセミナー)


 鳥取大学医学部附属病院が推進する医工連携の取り組みをより深く理解していただくため、プレゼンテーションセッションを開催いたします。中小企業の経営者の皆様にとって、大学との協力体制を築くメリットや、実際のプロジェクトの進め方など、今後のビジネス発展に直結する具体的な情報をご紹介いたします。


 本セッションでは、鳥取大学の多彩な研究・技術が集結する産学連携の最前線をご覧いただきます。まずは、研究推進機構のURA(リサーチ・アドミニストレーター)として活躍する古賀敦朗准教授が、鳥取大学が目指す医工連携のビジョンや研究シーズの活用方法をわかりやすく解説いたします。


 続いて、鳥取大学医学部附属病院・リハビリテーション部 射塲 靖弘(作業療法士)より、リハビリテーションで行われているモノづくりや、企業がどのような形で参画できるかといった具体的な可能性をお伝えします。


 さらに、鳥取大学工学部・電気情報系学科の松永忠雄准教授からは、現場の課題解決に挑む学生の教育体制や産学協同プロジェクトの実例をご紹介。工学技術を活かして医療現場を支える取り組みが、いかにビジネスチャンスを生み出すかを示唆いたします。


 大学の研究力と臨床現場のニーズを結びつける本セッションは、技術開発や新事業の創出を目指す中小企業の経営者様にとって、貴重なヒントと連携先を見つける絶好の機会です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


講演タイトル・講師

1)「鳥取から新たな気流を起こせ!~鳥取大学が起こすいろトリドリの風~」

鳥取大学 研究推進機構 URA准教授 兼 鳥取大学医学部附属病院 新規医療研究推進センター 研究実用化支援部門 部門長 古賀 敦朗


2)「リハビリテーション部の取組紹介」

鳥取大学医学部附属病院 リハビリテーション部 作業療法士 射塲 靖弘


3)「工学部が取り組む医工連携~医工学コースの紹介~」

鳥取大学 工学部 電気情報系学科 准教授 松永 忠雄


見どころ
  • 鳥取大学が目指す医工連携のビジョンや、研究シーズの活用方法をわかりやすく解説。
  • 実臨床の現場で求められる技術ニーズと企業が参画する方法を紹介。
  • 学生の教育体制や産学協同プロジェクトを通じて課題解決に取り組む姿勢を共有。
このセッションで得られるかもしれないもの
  • 大学と連携することで得られるビジネスの新たな可能性。
  • 技術開発や新事業創出に直結する情報。
  • 医療現場と大学の研究力を結びつけた協業のアイデア。

主な対象者

中小企業の経営者や製造・技術分野にご関心をお持ちの皆様


第3部 医療AIの未来(3月14日 13:00~14:15ごろ)


 いま最も注目を集める「医療AIの未来」をテーマとしたパネルディスカッションを、13:00~14:15の時間帯に開催いたします。医療現場でAIがどのように活用され、これからの医療をどう変えていくのか――。実際の臨床経験や最先端の技術開発に携わるエキスパートをお招きし、多角的な視点から深く掘り下げて議論します。


 当日は、MCとして鳥取大学医学部附属病院 ToRSCの酒井慎一が進行を担当。パネリストには、呼吸器内科の最前線でAI技術を実践的に活かそうとしている鳥取大学医学部附属病院 呼吸器内科 講師の森田正人氏、そしてAIソリューション開発を手がけるサイバネットシステム株式会社 医療ソリューション室 室長の久保田 聖氏を迎えます。臨床現場と産業界、それぞれの立場ならではの課題や可能性を共有しながら、今後のAI活用の方向性を明らかにしていきます。


 医療用AIに興味をお持ちの技術者、研究者、そして学生の皆様にとっては、AIと医療の協働によるイノベーション創出のヒントや、新しい研究・開発テーマを見つける絶好の機会です。現場のニーズと技術的な課題、さらに実用化へのステップをリアルに学べるこのセッションに、ぜひご参加ください。


MC

鳥取大学医学部附属病院 ロボット手術研修開発センター 副センター長 酒井慎一

パネリスト(順不同, 敬称略)

・鳥取大学医学部附属病院 第三内科診療科郡(呼吸器内科・膠原病内科) 森田正人
・サイバネットシステム株式会社 医療ソリューション室 室長 久保田 聖

聴講ターゲット

医療用AIに興味のある技術者、研究者、学生


見どころ
  • 医療現場でAIがどのように活用され、未来の医療をどのように変えていくのかを多角的に議論。
  • 臨床現場と産業界、それぞれの視点からAI活用の課題と可能性を探る。
  • 実用化に向けた具体的なステップを共有。

このセッションで得られるかもしれないもの
  • 医療とAIの協働によるイノベーション創出のヒント。
  • 現場のニーズや技術的課題に関する具体的な知識。
  • 新たな研究・開発テーマの発見や実用化への手がかり。

第4部 「可能性を拓く―ベンチャーキャピタリストと語る医療・大学発スタートアップの未来―」(3月14日 14:30~16:15)


 「可能性を拓く―ベンチャーキャピタリストと語る医療・大学発スタートアップの未来―」をテーマに、パネルディスカッションを行います。医療分野のスタートアップや大学発ベンチャーへの期待が高まるなか、いかに事業を成長させ、革新的なサービスや技術を社会に実装していくのか――。実際に投資・支援を手がけるベンチャーキャピタリストたちを迎え、多角的な視点から語り合います。


 当日のMCを務めるのは、鳥取大学医学部附属病院 新規医療研究推進センターの林敬人。林氏は、StartupWeekendなどの起業イベントに積極的に参加し、スタートアップコミュニティや起業家ネットワークとの連携を深める活動にも注力しています。今回は4名の投資家をパネルに招き、幅広いベンチャーや起業家の視点を交えながら、それぞれの投資先事例や今後の医療ビジネスの可能性を語ります。


 彼らは普段、スタートアップ企業の芽を見極め、資金面だけでなく事業戦略やメンタリングなど、多方面にわたる支援を行っています。実際の投資・支援を通じて培われたノウハウから、事業立ち上げ時の苦労やVCとの連携方法、スケールアップの要点などについても、リアルなトークが展開される予定です。


 「スタートアップに興味はあるが、どのように動き始めればいいのかわからない」「資金調達のプロセスやポイントを知りたい」「大学発ベンチャーの将来性を探りたい」——そのような方にとって、大きな示唆が得られるはずです。医療・ヘルスケア分野での起業や大学発スタートアップの可能性を追求する絶好の機会として、ぜひご参加ください。


MC

鳥取大学医学部附属病院 新規医療研究推進センター 産官学連携コーディネーター 林敬人

パネリスト(順不同, 敬称略)

・waypoint venture partners株式会社 代表取締役 平田 拓己氏
・QBキャピタル合同会社 シニアアソシエイト 具島 三佳氏
・ちゅうぎんキャピタルパートナーズ 投資部マネージャー 安藤 太一氏
・とっとりキャピタル株式会社 投資業務部 部長 岡村 学氏
・株式会社ファストトラックイニシアティブ アソシエイト 深津 幸紀氏


見どころ
  • 医療分野のスタートアップや大学発ベンチャーが事業を成長させるための具体的な方法を議論。
  • 投資家の視点から、スタートアップ支援の成功事例や今後の医療ビジネスの可能性を提示。
  • 資金調達のプロセスや事業拡大の要点を解説。

このセッションで得られるかもしれないもの
  • スタートアップの立ち上げやスケールアップのための実践的な知識。
  • VCとの連携方法や支援を受ける際のポイント。
  • 医療・大学発ベンチャーの可能性を広げるための洞察。

主な対象者

スタートアップ企業に興味のある方


第5部 基調講演 「医療機器の臨床評価について」(3月14日 17:00~18:30)

 今回のシンポジウムの基調講演では、「医療機器の臨床評価」をテーマに国立循環器病研究センター 理事/データサイエンス部長を務める山本晴子氏にご登壇いただきます。山本氏は、大阪大学医学部を卒業後、国立循環器病センター脳血管内科のレジデントとしてキャリアをスタート。スイスへの留学や大学病院勤務、医薬品医療機器総合機構(PMDA)での新薬審査に加え、内閣府科学技術政策担当への出向など、臨床・研究・行政の各方面で豊富な経験を積んできました。現在は、国立循環器病研究センターのデータサイエンス部長として、臨床研究から大規模データ解析まで多角的に医療の最前線を支えています。
 本講演では、山本氏がこれまで培ってきた多岐にわたる知見をもとに、医療機器の臨床評価における要点と課題、エビデンス構築の手法を分かりやすく解説していただきます。医療機器開発においては、臨床評価の設計・実施方法が製品の有用性や安全性を裏付ける重要な鍵となります。国立循環器病研究センターでの先進医療や治験推進の実績、さらにはPMDA審査経験に裏打ちされた視点から、リスクマネジメントやデータの活用方法、法規制への対応など、開発者にとって具体的かつ実践的なアドバイスを得られる絶好の機会です。
 医療機器の研究開発を志すスタートアップ企業や大手メーカーの担当者はもちろん、アカデミアや臨床の立場で新たなイノベーションを模索している方にも、貴重なインサイトをもたらす内容となっています。多様なキャリアを経て培われた山本氏の視点から、医療機器の臨床評価を成功に導くためのポイントを学び、この機会を医療機器開発の次なる一歩にぜひお役立てください。

演者

国立循環器病研究センター 理事/データサイエンス部長 山本晴子(やまもとはるこ)


見どころ
  • 医療機器の臨床評価の設計や実施方法における要点と課題を解説。
  • エビデンス構築の重要性や具体的な手法を紹介。
  • 臨床研究や治験の実績に基づくリスクマネジメントやデータ活用のノウハウを共有。

このセッションで得られるかもしれないもの
  • 医療機器開発における臨床評価の成功要因に関する具体的な知見。
  • 製品の有用性や安全性を確保するための実践的なアドバイス。
  • 開発者にとって必須の法規制対応やデータ活用のポイント。
主な対象者

医療機器開発を志す全ての皆さま


開催場所

会場
鳥取大学医学部附属病院 第二中央診療棟 2階 会議室2
オンライン会場
リアルタイム配信はございません。後日、アーカイブを配信いたします。



対象者

医療機器の開発に興味のある方であれば、どなたでもご参加いただけます。
(例:医療従事者、企業の方、大学や高専・高校の学生・教職員など)


参加申込について

事前申込はGoogleフォーム、メール、FAXで受け付けています。
当日参加もできますが、席数に限りがございますので、事前の申込みをオススメいたします。


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